Sandyの手術報告
<骨軟骨肉腫>

2004年9月末:
顔を正面から両手でマッサージ中、耳の下、左右の違いを発見。右耳の下にしこりを感じる。外見からはほとんど分からない。                   →

「冷静なつもりの私も大変ショックだった。友人達にパワーを下さいとお願いした。」

10月初旬:
川西市のYホームドクターに診察していただく。
詳しい検査を腫瘍専門医にしていただくことをホームドクターが提案してくださったので、伊賀上野のM動物病院にお願いする。血液検査は正常。レントゲンとCTで右下あご(耳の下)に骨軟骨腫を確認される。大きくなる状況をしばらく観察することになった。sandyの生活状況は全く変わりない。

12月8日:
M動物病院での再度の診察で大きさが3倍になっていること。これ以上、大きくなると頭部への影響(運動神経)、顎への影響(開かなくなる)などがあるので手術をしていただく。
額関節(下顎骨後半部分)と、第4前臼歯から第1後臼歯とともに軟骨腫を切除。手術は東京から来てくださった口腔外科専門の奥田綾子先生にしていただく。

「顎の骨を切除ということに大変不安を感じた。しかし、奥田先生の自信に満ちた言葉、<犬は顎の一部がなくなっても問題ない。普通の生活が出来る。>の言葉に安心してお任せした。2時間の手術の後、立って尻尾を振って私を迎えてくれたsandyの姿に安心した」

12月12日:
退院。全く、元気である。↑その日の写真。手術後の傷も思いのほかきれいであった。食事も全く普通に出来る。物を加えることも出来る。

12月15日:
エリザベスカラーの必要もなく過ごせた。手術後から
かすかに液体が出るが明らかに快復している。

12月18日(手術後10日目):
傷跡も日に日に快復している。毛も少しずつ出てきた。
手術後2週間、抜糸できる。
2005年1月8日(手術後1ヶ月目):
毛もほとんど出てきた。
顎が切除されたため多少、肉がなくなった事が
分かる。しかし、生活には全く、問題は無い。

切除した組織検査で悪性の骨軟骨肉腫と分かったが
現時点では全摘出できたこと、他への転移が見られないことで安心した。この手術の後の平均生存が850日とアメリカのデータで報告されているとの事。

2005年1月19日:手術をしてくださった奥田先生に診察していただく。先生も御自分の手術に満足されるほどの快復で、「sandy、良かったね。」と大変喜んで下さる。術後の写真をアメリカでの報告に使ってくださるそうだ。

2005年4月13日:術後の経過チェックの為、CTを撮ってもらう。傷も本当にきれいに快復との事。顎の陥没もおもいの他少ないと、奥田先生も喜んでくださる。これで、完全回復。安心して良いとの事。今後の注意は使わない顎側が歯垢が溜まりやすいのでしっかり洗ってあげること。硬いものは正常な顎に負担がかかるのでかませないこと。

「Yホームドクター、M動物病院の判断、奥田綾子先生の手術に心から感謝したい。ありがとうございました。」

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