騎馬民族のある部族の長の娘として生まれる。15歳の時、対立する部族の奇襲を受け、両親と実弟を失う。この襲撃で自身も重傷を負いながらも、一族の者達を叱咤し逆襲。見事撃破するに至る。この軍才が認められ、若くして「鋼鉄参謀」の名を襲名する。
 しかし、この戦いでの負傷は深い後遺症として体を蝕んでおり、彼女は襲名の証である鎧を身に付けられない体になっていた。窮余の策として「鋼鉄参謀の名代」を名乗り、セルレディカの求めに応じて1000の騎兵とその家族を率い、帝都へ赴く事になる。帝都においては、よく楽器を奏でる姿が目撃されているが、これは後遺症を癒すリハビリの一環で、本人曰く「いつの間にか趣味になっていた」
 戦後は従軍の見返りとして部族の自治権(無論、帝国の庇護下ではあるが)を会得した後、報告と戦死者の慰霊の為帰郷するが、彼女の戦場での指揮を不満とする遺族達が放った刺客に襲われる。辛うじて一命は取り留めたものの、体調は回復せず、1ヶ月後補佐役を務めていた少年、零を後継に指名した後、眠るようにこの世を去る。
 帝国内において穏健派であった彼女の死は、対立を深めつつあったルディ、セリーナ両派を繋ぐ有力なパイプが失われた事を意味し、緩衝剤を失った両派は、帝国分裂の動きを加速させてゆく事になる。